電気学会全国大会講演要旨
3-114
エレクトロスピニング法によるナノファイバー型アクチュエータの作製
◎中川裕貴(早稲田大学)・原 雄介(産業技術総合研究所)・前田真吾(芝浦工業大学)・橋本周司(早稲田大学)
近年,刺激応答性ゲルを用いたアクチュエータの研究が盛んに行われている,我々はナノファイバーをスプレー状に噴射し積層させることができるElectro Spinning (ES)法に着目し,ポリアクリル酸内にβ‐シクロデキストリンによる架橋を導入した,ナノファイバーゲルを作製した.また,ポリアクリル酸とポリメタクリル酸メチルのモノモルフ構造を作製することで,外部pH変化に応答し,屈曲運動をするアクチュエータを開発した.本稿ではアクリル酸のナノファイバーゲルの物性評価とモノモルフアクチュエータのpH応答特性について報告する.