電気学会全国大会講演要旨
3-115
ライトガイドアレイ構造による蛍光イメージング励起光除去特性の向上
◎岡林大恭・安藤圭祐・小林琢磨・野田俊彦・笹川清隆・徳田 崇・太田 淳(奈良先端科学技術大学院大学)
CMOSイメージセンサを脳内に埋植することで脳深部における高時間・高空間分解能での神経活動のイメージングが期待される.しかしセンサの小型化に伴い,結像光学系の搭載が困難となり解像度不足が問題となる.また蛍光イメージングの際,励起光除去のために干渉フィルタが用いられるが,入射光角度により透過スペクトルが短波長側にシフトするという特性を持つ.本研究ではライトガイドアレイ搭載センサの開発を行い,センサの高解像度化および干渉フィルタの性能維持を試みた.センサに対して20度の角度から光を照射させることで,垂直方向から照射したときに比べ感度を4%以下に抑えられるという結果を得た.