電気学会全国大会講演要旨
3-141
回帰分析を用いた光に対する植物生体電位応答のカーブフィッティング
◎安藤 毅・長谷川有貴・谷治 環・内田秀和(埼玉大学)
植物の光に対する生体電位応答は,光合成過程中の,光化学反応に起因する電位増加と,炭素固定反応に起因する電位の減少が重なって観測されている.本研究では,この生体電位応答に対して,回帰分析を用いたカーブフィッティングを試み,電位増加と減少成分について分離を試みた.その結果,極関数を用いて,電位の増加成分と減少成分の良好な分離に成功し,今後は,分離されたそれぞれの結果と,植物の光合成との関係について調査を行ってゆく.