電気学会全国大会講演要旨
3-146
液体マイクロポンプと弾性表面波デバイスを用いた小型匂い発生ユニットの研究
◎アーリヤクンヨッシリ・細田侑志・中本高道(東京工業大学)
近年、バーチャルリアリティを始めとして数多くの分野で嗅覚情報を導入して様々な応用が可能にされた。嗅覚ディスプレイはこれまで電磁弁やマスフローコントローラなど色々な技術で開発されてきたが、低揮発性の匂いを素早く提示しすぐに匂いを消すことができる嗅覚ディスプレイはまだ存在しない。そこで、前報では超小型電気浸透流マイクロポンプで匂いサンプルの微小液滴を滴下して弾性表面波(Surface Acoustic Wave:SAW)デバイスで霧化させる嗅覚ディスプレイを提案した。本研究では6成分調合用小型ユニットを開発した。