電気学会全国大会講演要旨
3-149
匂いイメージングフィルムの開発
◎古澤雄大・今西 将・平田真吾・内田誠一・中野幸二・林 健司(九州大学)
匂いを測るセンサは様々な分野で必要とされるテクノロジーであり、幅広く研究されている.しかし,既存の匂いセンサには,非特異吸着の問題や,匂いの空間分布を検知できないなどの問題がある.そこで,先の解決手法として蛍光を提案している.蛍光分子と匂い分子の相互作用による蛍光の変化を観測することで,非特異吸着の問題を取り除き,匂い物質の検出を試みている.まず,蛍光分析により蛍光色素を用いて匂いの検出を行ったところ,匂いを蛍光の変化として取り出すことが可能であった.そこで,匂い可視化フィルム開発を行い,CCDカメラによる画像撮影を行うことで匂いの空間分布検知を試みた.