電気学会全国大会講演要旨
3-163
金属線ひずみゲージを用いた流速センサの開発
◎水野 亮・齋藤敦史(芝浦工業大学)
近年地球温暖化や資源問題に対し、深海の海洋観測を行うAUV(自律型無人探査機:Autonomous Underwater Vehicle)の開発が進められている.AUVには様々な海中機器が搭載されており、多くは超音波を用いた音響機器である。しかし、AUVに搭載する海中機器全てを音響技術に依存した場合、マルチパスなど多くの弊害が生じる。 その中で我々は既存の計測器ではAUVへ容易に設置し流速を計測することが困難とされる流速計に着目した。本研究では音響技術を用いず、かつAUVへの設置が容易な流速センサの提案を行う。本稿では簡易構造で設置自由度の高い流速センサの開発および測定結果について述べる