電気学会全国大会講演要旨
4-008
位相シフト制御を適用した共振形スイッチトキャパシタコンバータ-スイッチング損失を最小化する動作周波数制御法-
◎新井卓郎・藤田英明(東京工業大学)
本論文では,位相シフト制御を適用した共振形スイッチトキャパシタコンバータ(SCRC)の動作周波数について検討する。まず,位相シフト制御SCRCは動作周波数によってスイッチング時の電流を調整することが可能であることを確認する。これに基づいてスイッチング時の電流を低減し,スイッチングで消費するエネルギーを最小化する条件を明らかにする。その結果,定格3 kW時において40%の電力損失低減を可能にし,効率を0.4%改善したことを実験により確認したので報告する。