電気学会全国大会講演要旨
4-026
単相/三相マトリックスコンバータの転流回数低減における出力電圧高調波最小化PWM制御法
○古橋雄介・竹下隆晴(名古屋工業大学)
鉄道やエアコンでは, コンバータ・インバータを用いて,単相電源を三相へ電力変換して交流モータを駆動している。コンバータ・インバータは内部の電解コンデンサが大型, 短寿命であるため, 小型, 高信頼性, 高効率への改善として単相/三相マトリックスコンバータが提案され, 研究が進められている。本論文では単相/三相マトリックスコンバータの制御周期間の転流回数を従来の4回から3回に低減する制御法を提案し, 3回転流の状態における出力電圧高調波を最小化するPWM 制御法を明らかにする。提案制御法の有効性をシミュレーションにより確認している。