電気学会全国大会講演要旨
4-036
単相7レベルインバータに関する基礎検討
○綾野秀樹・松井義弘(東京工業高等専門学校)
電圧レベルを多段化したインバータ装置は電圧・電流のひずみ低減に極めて効果があり,フィルタの小型化やスイッチング回数の低減に伴う低損失化に貢献できる。本論文では,新 3 レベルインバータの形態で直流電圧値を工夫した単相 7 レベルインバータを提案し,制御手法に関して報告する。さらに, シミュレーションにより出力電圧波形とひずみ率に関する評価を実施し,ひずみ率は18.1 % となったことを示す。また1 kW相当の負荷(0.866)を接続し田場合の電流のひずみ率は0.764 % となったことを示す。