電気学会全国大会講演要旨
4-040
3相5レベルANPCインバータの理論体積と実験機の体積に対する一考察
◎樫原有吾・伊東淳一(長岡技術科学大学)
これまで,数式を用いた3相5レベルANPCインバータの高効率設計法を提案してきた。しかしながら,実際の変換器の体積は,半導体素子のスイッチングによって発生する熱や部品間の配線などで,変換器中の部品体積の総和よりも大きくなる。本論文では,数式を用いて変換器の実体積を定量的に評価することを目的として,電力変換器の「実装率」を定義し,その検討を行なう。一例として,3相10kW ANPCインバータの設計と実機検証を行い,実装率について考察する。