電気学会全国大会講演要旨
4-050
位相シフトPWM制御を用いたモジュラー・マルチレベル・カスケード変換器(MMCC-SSBC)のSTATCOMへの応用 -II. ミニモデルを用いた実験検証-
◎柴野勇士・新村直人・赤木泰文(東京工業大学)
近年,6.6 kV 配電系統における太陽光発電の大量導入に伴って,自励無効電力補償装置(STATCOM)の柱上設置が注目されている。筆者らは柱上設置STATCOM の回路方式として,モジュラー・マルチレベル・カスケード変換器(MMCC-SSBC) を検討している。 本論文では,MMCC-SSBCを主回路に用いたSTATCOMのミニモデル(三相6段,140 V,10kVA)に電圧指令値を全キャリア波の頂点で更新するオールセル更新を適用し,良好な運転動作を実証する。