電気学会全国大会講演要旨
4-059
予測制御を用いた臨界電流モードPFCの基本特性
○阿部孔介・濱荻昌弘・鈴木秀和(日立コンピュータ機器)・高橋史一(日立製作所)
サーバ・ストレージ党の情報機器用電源は商用電源から電力変換を行うが、これらの電源装置には高調波電流が厳しく規制されている。さらに、近年ではEnergy starや80Plus等の規格により、高い電力変換効率が要求されている。そのため、高効率な力率改善(PFC)回路が必須となっている。本稿では、以前提案した臨界モードPFCの予測制御アルゴリズムをストレージ装置用スイッチング電源へ実装し、製品適用の見通しを得たので、その結果について報告する。