電気学会全国大会講演要旨
4-063
七相永久磁石同期発電機用整流器の構成に関する一考察
◎上嶋英貴・加藤真嗣(神戸市立工業高等専門学校)
近年,風力発電では陸上における適地の減少により洋上へ移行するとともに発電電力の大容量化が進んでいる。例えば,Vestas では容量 7MW の洋上風力発電システムを検討している。永久磁石同期発電機を用いる場合,全発電電力の変換が必要となり,整流器のコストや許容容量の限界が問題となる。これを回避するために, 発電機の多相化や整流器の多重化がある。本稿では, 固定子が七相巻線の永久磁石同期発電機に接続する整流器の構成について検討した結果を報告する。