電気学会全国大会講演要旨
4-076
10kW-V結線インバータ向け直流バスバーのインダクタンス解析
◎三沢直也・齋藤 真(芝浦工業大学)
近年,高速スイッチング素子の開発が進み,スイッチング時のサージ電圧の抑制が必要であり,素子の接続導体として使用されるバスバーのインダクタンスの低減が重要の課題となっている。 本論文では,10kW,V結線インバータ向け直流バスバーの高周波域における電流分布とインダクタンス値を検討した。今回のバスバー解析結果から,検討した形状では,相互インダクタンスの作用により,92nHまでLを低減することができた。今後は,さらなるLの低減を目指したバスバーの設計に取り組みたい。