電気学会全国大会講演要旨
4-078
正弦波PWMインバータのロバスト制御器設計法の実験的検証
○馬場雄介・若佐裕治・岡本昌幸・平木英治・田中俊彦(山口大学)
著者らは先に,内部モデル原理に基づく正弦波PWMインバータの制御器の設計において,先に提案されている設計法を発展させ,連続時間設計に基づくパラメトリックな不確かさを考慮したロバスト設計法を提案した。本論文では,提案した制御器設計法を実験により検討する。実験結果から,提案した制御器設計法は,インバータに接続しているフィルタキャパシタの静電容量が変化した場合でも,出力電圧を正弦波に維持可能な柔軟な設計法であることを明らかにする。