電気学会全国大会講演要旨
4-089
メガソーラーシステム併設蓄電池用PCSの開発
玉城正裕・上原真二(東芝沖縄電力)・高木喜久雄・島田和義(東芝)・◎秀瀬浩一・木村一秋・飯島由紀久(東芝三菱電機産業システム)
地球温暖化、エネルギー資源の枯渇問題の解決策として、太陽光発電や風力発電が有効な手段と期待されているが、既存の電力系統へ大容量の再生可能エネルギー発電設備を導入する場合、日射量や風速により発電出力が変動するため、電力系統へ与える影響が大きい。解決策として、マイクログリッドを活用するシステムがあり、比較的小規模の離島独立型の電力系統を持つ宮古島に、太陽光発電と蓄電池システム等を設置し、設備や系統の運用データの解析により系統安定化対策に関する知見を得ることを目的とした実証試験が進められている中で、出力変動抑制機能、周波数変動抑制機能を付加した蓄電池用PCSについてその機能と試験結果について述べる。