電気学会全国大会講演要旨
4-092
PV用PCSの単独運転防止機能の実機検証とミニモデル試験結果
◎RUBEN INZUNZA・狼 智久・角屋岳士・井川英一(東芝三菱電機産業システム)
地球温暖化、エネルギー資源の枯渇問題の解決策として、再生可能エネルギーを利用した太陽光発電が有効な手段と期待されている。しかしながら、既存の電力系統へ太陽光発電のようなインバータを介した分散電源を接続する場合、停電発生時の単独運転防止が規格で要求され、重要な課題となっている。しかし、数百kWクラス以上の大規模発電プラントへ適用される大容量PCSに関しては、同等の単独運転用負荷の準備には困難がある。それに対しては主回路をスケールダウンしミニモデルでの試験が有効であるが、実スケールとの整合性が課題であった。今回、500kWのPCSの実負荷試験結果と、1.6kW相当のミニモデルでの試験を実施し、その結果の整合性を確認したので報告する。