電気学会全国大会講演要旨
4-094
系統連系インバータの制御による電力系統安定度向上
◎金森拓也(東京工業大学)・片岡良彦(東京電力)
近年,太陽光発電などの分散型電源に注目が集まっている。将来的には,電力系統に大量の分散型電源がインバータを介して連係されると考えられる。しかし,インバータには従来の電源である同期発電機のような慣性を持たないため,インバータの増加に伴い,電力系統全体の慣性が減少し,安定性の悪化につながる可能性がある。本論文ではこの問題を解決するために,三種類のインバータの制御方式を提案しそれぞれの特性を比較検討する。