電気学会全国大会講演要旨
4-095
電力ルータにおけるスイッチング命令信号による回線切替動作の検討
◎北森勇太朗・宅野嗣大・高橋 亮・引原隆士(京都大学)
近年、太陽光発電や風力発電、燃料電池といった分散型電源が注目され家庭内にも導入され普及してきている。 このように家庭内に複数の電源が存在するようになった場合、それらを品質や由来別に識別することで電力をカラーリングし、それらを受容者側からの要求に応じて電力をルーティングすることにより、オンデマンドな配電を実現することが提案されている。 この提案を実現するために、筆者らは電力ルータを開発し提案している。これは、命令信号により回線をスイッチングする回線切替方式を採用したものである。 本報告では、この電力ルータのスイッチング動作を出力波形とスイッチング命令信号波形を同時に測定することで検討し、その影響などについて議論する。