電気学会全国大会講演要旨
4-108
センサレスPMSMの急加減速駆動のための高周波電圧印加法
◎谷本善洋・新中新二(神奈川大学)・久百々寿一(THK)
本論文では、急加減速駆動に適応可能な高周波電圧印加法を新規提示する。高周波電圧印加法は、印加電圧の形状を定めた変調法(modulation method)と、高周波電圧を処理して位相情報を抽出する復調法(demodulation method)と、から構成される。提案法は、変調法として、位相情報を含む高周波電流が回転速度の影響を受けない一般化楕円形高周波電圧印加法を利用し、復調法として、種々の形状の高周波電流から位相情報の抽出が可能な鏡相推定法を利用する。