電気学会全国大会講演要旨
4-115
同一次元拡張誘起電圧オブザーバによるIPMSMの位置・速度推定
◎所 千絵美・栗田壮一郎・冨田睦雄(岐阜工業高等専門学校)・長谷川 勝(中部大学)・道木慎二(名古屋大学)・加藤真二(岐阜工業高等専門学校)
埋込磁石型同期電動機(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)のセンサレス制御法として、筆者らによって提案された拡張誘起電圧モデルを用いる方法が研究されている。筆者らは、IPMSM のセンサレス制御のために、同一次元オブザーバによって、拡張誘起電圧を推定する同一次元拡張誘起電圧オブザーバを提案し、H制御理論を用いた速度推定誤差にロバストなオブザーバの設計法を提案した。本稿では、この設計法で得られた同一次元オブザーバによって、IPMSM のロータ位置及び速度の推定実験を行ったので報告する。