電気学会全国大会講演要旨
4-136
空間ベクトル変調5レグインバータによる2台の誘導電動機の独立ベクトル制御
◎田中 勤・原 篤史・松瀨貢規(明治大学)
本論文では空間ベクトル変調5レグインバータによる2台の誘導電動機の独立ベクトル制御について実験を行った。近年、省スペース化やスイッチング損失の低減のため5レグインバータに関しての研究が行われている。多くは変調法にPWM制御法を用いたもので、空間ベクトル変調法を用いたものが少ないため適用した。従来の3レグインバータに適用する空間ベクトル変調法ではW相が共通に接続されている5レグインバータにそのまま適用することができない。そこで、適用可能な方法を提案し、さらに実機実験によって提案方法が独立に制御可能であることを報告する。また、従来の拡張2アーム変調法と比較しスイッチング回数も低減された。