電気学会全国大会講演要旨
4-143
高速域における埋込型永久磁石同期電動機の効率評価
◎石塚勝国・日暮洋樹・加藤 大・星 伸一・春名順之介(東京理科大学)
電気自動車やハイブリッド自動車の駆動には一般的にIPMSMが用いられており,燃費向上のためにIPMSMの駆動効率向上が求められる。本稿では自動車用のIPMSMでの前段階として1.5kWのIPMSMの駆動試験を行った。高速域の駆動試験を行い,入力電圧の位相調整による矩形波電圧制御とPWM制御でd,q軸電流を変化させた時のトルク及び損失を測定した。逆起電力の影響でトルクがでない範囲ではDC-DCコンバータを用いて昇圧した。本稿の結果からは,高速域ではPWM制御でトルクが出る範囲では効率がよく,でない範囲では昇圧してトルクを出力するより,矩形波電圧制御を行ったほうが効率的にはいいことを示した。