電気学会全国大会講演要旨
4-195
分散組込みシステム向けログ解析手法の検討
◎渡邉亮一・辰巳尚吾・浅井陽介(三菱電機)
複数の組込み機器がネットワークで接続された分散組込みシステムでは、プログラム実行中にシステム全体の条件が時々刻々と変化するため、複数回実行したプログラムのログが同一の条件で実行されたという保証がないという問題がある。そのため、複数回実行した同一プログラムのログを解析しても、不具合の原因となる差異を抽出できないおそれがある。本稿では、上記の問題点を解決するために、同一条件下での正常動作したログと異常動作したログを比較し、ログの重要度を注釈として挿入することが可能な分散組込みシステム向けのログ解析手法を検討する。