電気学会全国大会講演要旨
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バッテリ-キャパシタ併用電源を用いたEVの回生制動モデルの構築
◎山田幹也・吉田達矢・織田俊樹・田上英人・須田善行・滝川浩史(豊橋技術科学大学)
本研究室では,バッテリ-キャパシタ併用電源の開発を進めている。これは,キャパシタで加速時大電流を出力するとともに回生電流を吸収し,バッテリ負荷を低減することで,バッテリの長寿命化を図ろうというものである。この電源を用いた場合の回生現象の理解を促進するため,回生制動のモデル化を行った。 モデル化はMATLAB/Simulinkを用いて行った。構築した車両回生制動モデルが妥当であることを検証するために,本研究室自作の小型EVを用いて制動実験を行い,その結果と比較した。結果はほぼ等しくなった。そのため,シミュレーションモデルが構築できたと判断した。