電気学会全国大会講演要旨
4-216
ピコスケールハプティクスのためのハプティックシステムの構築
◎永井裕之・桂 誠一郎(慶應義塾大学)
近年,デバイスの小型化や軽量化に伴い微細領域におけるマニピュレーションの重要性が高まっている。 また,操作性や安全性の観点から,微細領域のマニピュレーションにおいて人間の触覚情報を付加する研究が行われている。 そこで,本研究では微細領域におけるマニピュレーションの性能向上のために,高精度な位置制御を可能とする新たなシステムの構築を行う。 システム構成としては,高分解能を有する位置エンコーダ,高速演算処理が可能な演算処理ユニット,エアスライダ機構を有するアクチュエータシステムによって構成される。 本システムにより,ナノスケールでのロバストな位置制御が可能となる。 本システムの有効性を実験により確かめる。