電気学会全国大会講演要旨
4-227
電解処理による酸性産業排水のアルカリ化
◎浅川大輔・瑞慶覧章朝(神奈川工科大学)・乾 貴誌(富士電機)
各種産業から排出される汚水には酸性を示すものが多く、未処理のまま排出できない。このため薬剤による中和処理が行なわれている。薬剤処理では薬剤タンクなどの補機スペースの確保、薬剤補充作業が必要であり、より簡易で保守性の高い方式が望まれている。 本研究では、食品工場などから排出される塩化物イオンを含んだ酸性汚水を電気的に分解し、アルカリ化することを目的に実験を行った。その結果,pH5.47の酸性排水をpH約10までアルカリ化できた。