電気学会全国大会講演要旨
4-231
2流入点を設けた個別輸送システム合流部モデルの解析
◎河内裕一・星野貴弘・浜松芳夫(日本大学)
個別輸送システム(PRT)とは,都市型輸送システムの一つである。 PRTは少人数(1〜6人)用の小型車両が自動運転で専用軌道を走行し,客のデマンドにより目的地まで直行する。このようなシステムにおいて優先路,非優先路からなる合流部では車両の衝突回避のため非優先路側には混雑が生じる場合がある。そのため合流部での効率的な合流制御戦略を検討する事はシステムを実現する立場からも重要な課題である。本研究では,一般的なPRT合流部の流入点が1つであるのに対し,流入点の数を2とし,流入点の設置間隔による混雑軽減の効果について検討する。