電気学会全国大会講演要旨
4-234
待ち時間短縮システムの開発
○小川明宏・江角宣行・武内保憲(中国電力)
診察順序を工夫することで待ち時間を短縮することができるが、人間系の判断では限界がある。そこで、過去の実績データを基に一人当たりの診察所要時間を予測し、予測値に基づいて患者にストレスが感じないような診察順序を自動計算するシステムを開発した。システムは、各患者の予約、受付、診察の時刻データを取得し、診察所要時間を計算するとともに、患者が受付の都度、診察順序を計算する。待ち時間の評価関数に適当な重み付けを行うことで、予約患者の待ち時間を大きく増やすことなく予約外患者の待ち時間を50%程度削減することができた。