電気学会全国大会講演要旨
4-235
環境性と経済性の向上を目指した大規模店舗におけるCHPの運用計画法の検討
◎村上真一・宮口祐貴・樋田祐輔・横山隆一(早稲田大学)・伊庭健二(明星大学)
近年、分散型電源を利用した熱併給システム(CHP:Combined Heat and Power)の普及が進んでいる。本稿では大規模商用店舗を対象として、GE・FC・PV・BTを組み合わせたCHPにおける最適運用法を、年間運用コストとCO2排出量の観点から検討した。設備導入量をGE:60[kW]、FC:20[kW]、PV:100[kW]、BT:100[kWh]として(1)電主熱従、(2)熱主電従、(3)日毎切替、(4)時間毎切替、の4運転方式を適用した結果、電主熱従方式の運用コスト・CO2排出量が最小となった。本稿では設備容量を既定としたが、今後は需要に対する適正な設備容量も検討していく。