電気学会全国大会講演要旨
4-241
EV走行実験によるインフラ整備適正評価(第1報)
○小柳文子・上野達哉(成蹊大学)
昨年来,一般利用者向けの電気自動車(EV)が量産されるようになり,本格的なEV社会へ向けて動き出した。一方,3.11東日本大震災の経験より,EVは災害対応に強く,車載バッテリーの利用によりエネルギー供給のエポックメーキングと成りうることに改めて注目を浴びるようになった(1)。著者らはEV普及の鍵となる充電設備の最適配置についてこれまで様々な提言を行ってきた(2)-。本報告では昨年度より開始したEV実車走行実験を通して,現在の充電設備設置状況の適性について検証を行なっているので,第1報としてその中間報告を行う。