電気学会全国大会講演要旨
5-003
車載用アキシャルPMモータの構造と出力特性に関する基礎検討
◎奥村友祐・真田雅之・森本茂雄・井上征則(大阪府立大学)
永久磁石同期モータ(PMSM)は高効率な高性能モータとして様々な用途に利用されている。PMSMには半径方向にエアギャップを持つラジアル形と,軸方向にエアギャップを持つアキシャル形がある。アキシャル形ではコイルエンドが軸方向に飛び出さないため,軸長を短くすることが可能である(1)。また,アキシャルPMモータにはステータとロータの組み合わせによって,1ロータ1ステータ形,2ロータ1ステータ形,1ロータ2ステータ形がある。本検討では,車載用に適した薄型アキシャルPMモータの開発を目的とし,1ロータ2ステータ形アキシャルPMモータにおいて,2種類のロータに対して巻線方式が異なるステータを組み合わせたモデルについて解析を行い,モータ構造の違いによる特性の比較・検討を行う。