電気学会全国大会講演要旨
5-005
直接トルク制御を適用した超高速PMSMセンサレスドライブのトルクリプルと損失に関する考察
◎吉本淳貴・井上征則・森本茂雄・真田雅之(大阪府立大学)
永久磁石同期モータ(PMSM)は高速回転、小型軽量化、コストダウンなどの要求から、超高速化が求められている。また、電動機の駆動法として、d,q軸上での電流制御などが一般的であるが、直接トルク制御(DTC)も用いられる。DTCはセンサレスのため、システム構成がシンプルであり、演算負荷が少なくて済むといったメリットが期待できる。本研究ではPMSMの超高速駆動法としてDTCを採用し、その制御特性について検討を行ってきた。本論文では、DTCの一手法であるBasic DTCとRFVC DTCについてシミュレーションを用いて超高速領域でのトルクリプルと損失について比較検討をする。