電気学会全国大会講演要旨
5-011
ロータダンパによる表面磁石構造回転機の損失低減に関する三次元有限要素解析
河瀬順洋・山口 忠・大野雄希・◎小寺 崇(岐阜大学)・進藤裕司・橋本公志・澤田正志・田宮智彰(川崎重工業)
PWM駆動された表面磁石構造回転機のロータには、磁界の脈動により渦電流が発生し、損失が生じる。その損失を低減するために、ロータダンパが有効であることが確認されている。本稿では、三次元有限要素法を用いてロータダンパの厚みが損失に及ぼす影響を定量的に明らかにした。その結果、シャフトの損失はロータダンパを追加すると大きく減少することがわかった。