電気学会全国大会講演要旨
5-045
回転円盤冷却を用いた全閉形主電動機
◎小山泰平・野田伸一・水野末良・長谷部寿郎(東芝)
近年の鉄道車両用主電動機では、従来の開放型にかわり、密閉形の適用が進められている。密閉形ではモータ内部への塵埃の進入がなく、省メンテナンスとなる。課題はモータ内部での冷却性能の向上である。従来は冷却ユニットやダクトを使って内気を循環させていたが、スペース・コスト増となっていた。そこで、内気の冷却性能向上のために回転放熱円盤を開発した。これにより、内気循環が不要となり、小型・低コスト化が可能となった。 本論文では、開発にあたって分析評価した、この円盤と電動機全体冷却性能について述べる。