電気学会全国大会講演要旨
5-046
新規・高磁束密度無方向性電磁鋼板の誘導モータ特性評価
◎財前善彰・戸田広朗・石田昌義・尾田善彦(JFEスチール)
無方向性電磁鋼板はモータの鉄心材料として用いられており、その効率を左右する材料として重要な地位を占めている。 誘導モータの効率は素材鉄損と素材磁束密度に強く依存し、新規高磁束密度材を使用した場合の誘導モータ効率向上の効果はモータの動作磁束密度が1.6T以上と高い場合に顕著であることが明らかになっている。その要因を材料特性の観点から明確にするとともに、モータの特徴に応じた電磁鋼板・選定基準の一助にするために、誘導モータの効率改善に及ぼす駆動周波数と材料特性の影響について評価を行った。