電気学会全国大会講演要旨
5-051
東日本大震災における新幹線電力関係設備の被害と揺れの関係についての考察
○林屋 均・松浦和史・山本浩志・西脇 篤・小倉克弘・菊地伸也・毛利 哲・佐藤孝一・葉山佳秀・清水 泉(JR東日本)
平成23年3月11日に発生した東日本大震災では、JR東日本の鉄道関係設備は地震及び津波により多くの被害を受けた。今回の震災被害を特徴付ける傾向の一つとしては、その被害発生範囲が広範囲に及んだことが挙げられる。本稿では被害状況についての定量的な考察として、電化柱、電車線(AT保護線)および変電所での被害状況と、沿線地震計により計測された地震規模の関係について概要をまとめたので報告する。