電気学会全国大会講演要旨
5-055
パンタグラフ加速度計測による架線状態監視手法の開発
◎高橋敦宏・和木 浩・岩井中篤史(東日本旅客鉄道)
電車線設備の異常は、電気車のパンタグラフ破損および故障の原因となることから、速やかに異常を発見し処置を行うことが求められる。 弊社では既に電気検測車(East-i)による測定を実施しているが、在来線では年4回程度の検測頻度である。架線・パンタグラフ事故発生の未然防止の重要性が高まってきたことから、営業用列車で電車線設備を状態監視し、異常を発見可能な装置の開発が必要となった。 本件では、迅速な架線不具合箇所発見および効率的で質の高い設備メンテナンスに必要なモニタリングデータの収集が可能な、パンタグラフ加速度計測による架線状態監視手法および営業車搭載計測装置の開発概要について述べる。