電気学会全国大会講演要旨
5-065
車上地点検知に用いるICタグ送受信器の開発
◎佐々木達也・菅原宏之(公益鉄道総合技術研究所)・山本明夫(アートファイネックス)
導入コスト削減から車上に進路を構成する連動機能および列車の在線位置の検知機能を搭載することで駅連動装置および軌道回路など地上インフラを削減する列車制御システムを提案した。車上地点検知は、無線を用いた非接触型の検知方式で地上に設備したICタグの情報を車上で受信して絶対位置を特定する方式である。ICタグの受信性能結果では、雨、雪には影響を受けなかったが高速時の受信性能に課題があった。そこで、受信手順の見直し、ICタグ・送受信回路を見直しを行った結果、高速走行時での複数フレーム受信の可能性が得られた。