電気学会全国大会講演要旨
5-079
様々な路面条件下での超過角運動量に着目した空転再粘着制御
◎原 崇文・古関隆章(東京大学)
空転が生じると,エネルギー散逸や乗り心地の悪化,線路の破損が生じてしまうため,粘着状態に戻すため空転再粘着制御が必要である.筆者らはこの空転再粘着制御に関して,空転の重度を測る「超過トルク」および「超過角運動量」を提案した.接線力係数-すべり速度の関係特性は一般には一様ではなく,多様なパターンが存在する.本検討では先行研究とは異なった路面状況を使用して数値解析を行い,そのときの挙動の変化を見た.