電気学会全国大会講演要旨
5-080
リチウムイオン電池の自己放電特性に基づく容量減少率簡易推定の一手法
◎門脇悟志・田口義晃(鉄道総合技術研究所)
バッテリー電車を本格的に普及実用化するにあたり,編成毎に異なる日々の運用の中で電池の劣化状態を把握しておくことが望ましい。そこで,本稿ではより簡便さに主眼をおいた容量減少率を推定する方法を提案する。 はじめに,保管温度35〜45℃の範囲において2つのリチウムイオン電池モジュールを等温保管した場合の各電池における自己放電結果を示す。次に,この試験結果より簡易的にリチウムイオン電池の容量減少率を推定する2つの手法を提案する。