現在、非電化区間ではディーゼル気動車が使用されているが，代替として燃料電池と蓄電媒体を用いたハイブリッド鉄道車両が研究されている。燃料電池は非常に高価であり、その出力を極力低減できるのが望ましい。よって本研究では、サイクル寿命が長く、高パワー密度である電気二重層キャパシタを蓄電媒体として用いたハイブリッド鉄道車両を想定し、ある負荷パターンが与えられた場合に搭載する最低限必要な燃料電池出力とキャパシタ容量の関係を明らかにするとともに、燃料電池出力を低減するという観点から出力制御法の提案をし、検討を行った。