電気学会全国大会講演要旨
5-097
超伝導バルク磁石を使った無電解ニッケルめっき廃液からのニッケルの回収
岡 徹雄・三村大樹・○深澤晴信・福井 聡・小川 純・佐藤孝雄・大泉 学(新潟大学)・横山和哉(足利工業大学)・辻村盛夫(愛知技研)・寺澤俊久(イムラ材料開発)
高温超伝導バルク磁石に小型冷凍機を組み合わせて超伝導状態で擬似永久磁石とし、液体窒素温度より低温に冷却することによってその磁場性能を飛躍的に高めた磁石を利用し、無電解ニッケルめっき工程の廃液から、その分解によって晶出した金属Niをバルク磁石の強磁場によって分離することにより、金属Niの回収と工程のゼロエミッション化をめざした。本研究ではめっき廃液中のNiを金属Niとして沈殿させたのちバルク磁石の強磁場を用いて分離を行った。