電気学会全国大会講演要旨
5-099
275kV-3kA YBCO超電導ケーブルの開発
◎丸山 修・大熊 武(国際超電導産業技術研究センター)・八木正史・向山晋一(古河電気工業)・齊藤 隆(フジクラ)・長谷川隆代(昭和電線ケーブルシステム)・雨宮尚之(京都大学)・早川直樹(名古屋大学)
平成20年度より新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「イットリウム系超電導電力機器技術開発」プロジェクトがスタートしている。Y系線材を用いた高温超電導ケーブルの開発において、高電圧化・大容量化を指向し、世界最大容量の275 kV-3 kA級の超電導ケーブルの開発を進めており、低損失化(交流損失と誘電損失を合わせて0.8 W/m以下)、コンパクト化(外径150 mm以下)、過電流耐性(63.0 kArms-0.6 sec)を要素技術開発の目標と設定した。本報告では、交流損失低減技術、高電圧絶縁技術およびケーブルシステム検証試験概要について報告する。