電気学会全国大会講演要旨
5-138
磁束制御型高圧電圧調整装置の制御特性
◎有松健司・大日向 敬(東北電力)・榊枝浩司・小島武彦(富士電機)・山口英正・澤口智幸(日立産機システム)
磁束制御技術を適用した可変インダクタは,主回路が銅巻線と磁心から成る単純な構造でありながらインダクタンスの連続調整機能,即ち無効電力の連続調整機能を有し,既存の電磁機器の製作技術が適用可能なことから信頼性やコスト面で優れた電圧調整機器の実現が期待できる。 本稿では,定格電圧6.6kV,定格容量300kvarの磁束制御型可変インダクタを適用した高圧電圧調整装置(MAVIS)について,制御性能を把握するためにステップ応答による制御特性を確認したので報告する。