電気学会全国大会講演要旨
5-143
可動型透過ディスプレイによる準3次元磁場可視化の検討
◎光藤健太・宮内武紀・松友真哉(新居浜高専)・野口 聡(北海道大学)
近年の計算機の性能の向上により、より大規模で複雑な3次元モデルの解析が多く行われるようになってきている。しかし、複雑な3次元モデルの場合、通常の可視化手法では、モデル内部の様子を直感的に把握することが困難であるなど課題も多い。そこで、我々は今後普及が予想される透過ディスプレイを利用し、ユーザが3次元モデルとその解析結果を効果的に観察できるシステムを提案し検討を行っている。本報告では、従来のシステムを改良し、ユーザが透過ディスプレイの位置を変更すれば、それに応じた可視化断面を観察できるようにしたことについて述べる。