電気学会全国大会講演要旨
5-145
地球シミュレータによるバスバーの磁界解析
◎小木曽紀春・関冨勇治(松尾製作所)・河瀬順洋・山口 忠・中野智仁・大野雄希(岐阜大学)・西川憲明(海洋研究開発機構)
モータの開発において効率はとても重要な項目である。その際,モータ自体の効率だけでなく電源等から効率よく電力を送ることも,とても重要であり高効率バスバーの開発は最重要課題となる。 効率の良いバスバーを開発するにはバスバーの電流や損失分布を把握する必要がある。しかし,高周波の解析では近接・表皮効果の考慮が必要となり,これらを考慮するには数千万以上のメッシュが必要なため,解析に莫大な時間を要する。このような背景のもと,我々は,ベクトル形スーパーコンピュータ「地球シミュレータ」上で近接・表皮効果を考慮した解析を行い,高周波バスバーの解析において近接・表皮効果を考慮する必要性を明らかにする。