電気学会全国大会講演要旨
5-159
RFID技術と保守用車両を利用した浮上式鉄道用地上コイル保守支援装置の開発
○田中 実・鈴木正夫・高橋紀之・池田遼平(鉄道総合技術研究所)
高速走行する超電導磁気浮上式鉄道の安全を確保するには,車両が走行するガイドウェイの両側側壁に設置される膨大な数の地上コイルの保守管理を適正かつ効率的に行う必要がある。そこで,電磁波を用いてRFタグ(小型媒体)にデータを記録/読み取りするRFID (Radio Frequency Identification)技術と,ガイドウェイ内を走行する保守用車両を利用した地上コイル保守支援装置を開発した。発表では,移動車両によるRFタグの読み取り性能や,読み取ったデータを利用した保守用車両の誘導方法,保守情報の管理方法について報告する。