磁気浮上式鉄道用地上コイルは，長期間の屋外使用に加え膨大な数が対象となるため，安価で信頼性の高いものが要求される。特に推進系地上コイルでは，特別高圧機器としての絶縁安定性が重要となる。 ここでは，推進系地上コイルのケーブル接続部を対象に，車両通過時の電磁力を模擬した機械加振による動的耐久性を評価した。その結果，絶縁界面の平均面圧をほぼ一定に確保でき，直線型接続部に適用されたバネ機構が正常に機能していることを確認した。