電気学会全国大会講演要旨
5-171
二次側導体にスリット加工を施した誘導型ベアリングレスモータの検討
◎太田啓仁・渡邉 聡(サレジオ工業高等専門学校)
本研究で扱う誘導型ベアリングレスモータは,導体円盤を二次導体とする円盤が回転浮上するモータである。誘導型ベアリングレスモータは二次導体の電気的特性が動作に影響すると考えられるが、ここでは二次導体である円盤にスリットを放射状に入れて円盤に流れる渦電流の方向を有効的に流しその特性を改善するものである。スリットの長さ,幅,深さ,数はシミュレーション(FEM解析)による円盤の中心に加わるトルクの結果を参考に決定した。シミュレーションではスリットの深さは反発力に影響しスリットの数と幅は回転力に影響している。本研究では,厚さ4[mm]の円盤に溝加工を施し,特性を検討する。溝は、長さ90.5[mm],幅1[mm],深さ3[mm]のものを101本施したもので実験を比較検討する。